2025/07/25 17:03


3回:筆が語るヴィクトリア朝:インクボトルと当時の筆記文化


こんにちは!「Petit plaisir」です。


これまで、アンティークインクボトルがタイムカプセルであり

その形や色に隠されたデザインの秘密をご紹介してきました。

今回は、インクボトルを取り巻くヴィクトリア朝の筆記文化

焦点を当てていきましょう。


ヴィクトリア朝時代は・・・

手紙文化が花開いた時代でもあります。


家族や友人への個人的な手紙はもちろん、公式な文書、ビジネスレター、そして日記など、

「書く」ことが生活のあらゆる場面で不可欠でした

インクボトルは、そんな書く行為の中心にあった道具です。

当時はまだ万年筆が普及しておらず、人々はつけペンを使って文字を書いていました。

インクボトルからペン先にインクをつけ、

丁寧に一文字ずつ綴っていく…そんな情景が目に浮かびますね。

また、手紙のやり取りが盛んだったことから、

便箋や封筒、シーリングワックスなども非常に発達しました。


美しい手書きの文字、選び抜かれた便箋、そして封をするためのワックス。

これらすべてが、当時の文化や教養を示すものだったんです。


インクボトルは、単なる入れ物ではなく、

当時のコミュニケーションや表現の重要な一部

今ではスマートフォンひとつでメッセージを送れますが、

インクボトルとつけペンで紡がれた言葉には、

また違った温かみと重みがあったはずです。


次回はいよいよ最終回!

アンティークインクボトルを現代のインテリアにどう取り入れるか、

具体的なアイデアをご紹介します。どうぞお楽しみに!